※合成写真ではありません。
常日頃からフライングVばかりを愛してやまない私ですが、と一昨日書いたばかりですが、フライングVの本家Gibsonから全世界のV愛好家の度肝を抜くギターが発表されてました。その名も「Reverse Flying V」
衝撃のスペックは
Gibsonのサイトに載ってますが、あまりにアホな発想をあまりにも真面目に作っちゃってます。
私が思うフライングVの利点を全てぶっとばす勢いを持ったとんでもない楽器ですが、その企業姿勢も含めて非常に欲しくなりました。(笑)
雰囲気だけで勝手にヤリイカギターと命名してみましたが、イカよりもむしろ若葉マークに近いでしょうか?全然ヤリイカじゃねえし。
イカと言えば、北の某国でバラライカの形のギターを使ってるバンドがありましたね。あ、ゴーリキーパークだ。古いネタだなあ。
それはさておき、エレキギターの世界ではFenderと双璧をなすGibsonですが、今回の例でもわかる通り、ちょこちょこと鬼っ子ギターを出してるんですよねえ。
フライングV自体も1958年にエクスプローラー、モダーンと共にデザイナースシリーズとして発表されるも前衛的すぎて大コケしたわけだし...
私がかつて所有していた「フライングV2」ってヤツもかなり面白いギターでしたよ。
写真ではわかりにくいですが、コイツ独自の青レンジャーの目みたいな専用ピックアップのせいで3〜4弦は20フレットまでしかないんですよ。実物を見るとかなり異常で笑えます。
まあ、面白いだけならいいのですが、1〜2弦のハイポジでチョーキングすると途中でフレットがなくなるという他のギターでは絶対不可能な経験が出来ます。はい、ハードロックのソロなんかマトモに弾けんですよ。
ちなみにメイプル、ウォルナット、エボニーと良質の材と専用パーツをいっぱい使って当時の定価は478,000円。今ならモノがあれば25〜30万円ぐらいでしょうか?もう、いらんですけど。
他にもマローダーとかM3とかいろいろと微妙なヤツをひっそり(?)出してますね。
写真だけ見ると何がおかしいのか不明でしょうが、Gibsonの社風から大きく逸脱したギターなので、全然売れずに現在ではごく一部のマニア(私じゃないです。)に珍重されるに留まっているのです。長くなるんで細かくは書きませんが、マローダーのヘッドはウチのTHE Vと一緒。かわいいなあ。(笑)
で、本気で欲しいヤリイカくんですが、いざ買ったらどこに置く?という大問題があるわけですね。Vのくせに壁に立てかけは完全に不可能だし、通常のタイプはおろか、たぶん変形用のギタースタンドにも立たないのではないか?という困ったボディシェイプ...
しかし、こんな私の悩みを幼なじみの通称「たかちかくん」がズバっと解決してくれました。
なるほど!これならウチでも置ける!!
ありがとう、通称「たかちかくん」 アンタの頭蓋骨は最高だ!