で、久々に引っ張り出したついでに音出しもしてみた先日の
キカイダーの記録も載せておきます。
上の画像は私ですが、加工したら死んだ人みたいになっちゃいましたね。
生きてます。
さてこのギター。
YAMAHA HR-1というVOWWOW(当時)の山本恭司モデルとして発売されたモノということはどなたでもご存知とは思いますが、(知らんですか?)結構古いうえにLOUDNESSの高崎晃モデルとして一世を風靡したランダムスターやキラー等とは違い、極端に生産本数も少なかったようで、現在では幻に近い1本となっています。たぶん。
後に山本恭司本人もすっかり使わなくなった、当時としては画期的な機能の数々が、うら若き私のハートを直撃したものでした。
いろいろ見たことないボタンとか付いてますが、外見からわからない部分ではブリッジにピエゾピックアップが内蔵されてます。
理屈としては、通常の磁石にコイル巻いたピックアップとは違い、圧電素子を使って弦振動を電気信号に変換して出力するものです。
意味わかんないですね。
乱暴な言い方すれば「フォークギターみたいな音」が出ます。ホントは違うのですが、まあこんなもんだと思っておいてください。
下の赤く光ってるのがそのピエゾピックアップのスイッチです。「PZ-MIX」となってますが、実際のMIX量はブリッジ横の赤いメモリのツマミで調整するので、ここは単なるON/OFFのみです。
その上のボタンは「COMP」とある通りタッチコンプレッサーのスイッチで、押している間だけコンプが効きます。
意味わかんないですね。
押すと音が伸びます。でもサスティナーとかじゃなくてあくまでもコンプなので、一緒にノイズも増量します。クリアトーンで使いましょう。
そして、ボディサイドにはオートチューナーが載ってます。
視認性も高く感度も悪くないし、本体のヴォリュームがゼロでも効くので、個人的にはアーム付きの全てのギターに実装したいくらいです。
最後に写真ではわかりにくいですが、ネックサイドのポジションマークにLEDが埋め込まれていて発光します。右側の消灯時と比べるとそれなりの輝度があることが確認出来るでしょうか?
実物見ると単純に笑えますが、暗転したステージ上や薄暗い渋谷のRock Barなどでは、絶大な威力を発揮する使える機能と言えるでしょう。
どうでもいいですが、ヘッドにあるのがYAMAHAのロゴじゃなくて音叉マークなのもちょっといい感じです。
あ、そういえば発売当時(1987~8年?)の定価は20万円。
その後に消費税が導入されてからは確か18万6千円。
3%のっけるかわりに物品税が廃止になって、楽器とかは一時的に7%ぐらい安くなったんだよなあ...
〜オマケ追加画像〜
ああ、ヤバい!スゴクいい!!(笑)
う〜ん、スルーネックのメタリック全塗装って、いくらかかるんだろう....
それ以前に普通の工房はこのギターバラすのイヤがるのかなあ...?